バカ高いプライドは人を動けなくする
今振り返ると、私の大学生くらいからの生きづらさの一番大きな原因はプライドの高さだったと思います。
高校時代、偶然スクールカースト上位といわれる部活に入ったため、みんなにちやほやされ恋愛も上手くいき、自分は特別だと勘違いするようになりました。輝いていた高校生活が終わり、大学に入学した後はどこか全てを斜に構えて見ていました。
大学でも普通にイケてる風を装いながらも、内心は常に不安でたまりませんでした。
小学生の頃イケてないという理由でいじめれてから人と関わる上で過剰に気を使ったり不安になることは元々ありましたが、高校生活を経て自分は特別でいなければならないという意識を持つようになっていました。
そういうのは隠しているつもりでも側からみればすぐにわかるもので、仲良い友人にプライド高いねと言われた時にはハッとしました。
自分から見ても当時の私はすごく嫌な奴でした。でもどうしたらいいのかわかりませんでした。
そしてそのまま就活の時期を迎えてしまいました。
私はもちろん就活に一生懸命取り組むことはしませんでした。
たいして行きたい企業もないのに、みんなと同じようなことを一生懸命やるなんてカッコ悪いから。
当時はそう思っていたけれど、本当は何よりも挑戦して失敗することが怖かったんだと思います。
失敗を怖がる人は、何も動けません。
なのに私は自分が怖がっていることすら認められず、大企業2、3社の面接に落ちるとすぐに1回目の就活をやめました。
そしてまだ勉強したいことがあると、逃げるように大学院進学を決めたのでした。